憧れのオール電化にリフォーム!相場と費用を抑えるコツとは?

2019年1月10日
リノベーション市場 リフォーム費用
憧れのオール電化にリフォーム!相場と費用を抑えるコツとは?

お家のリフォームには様々な内容がありますが、エコに関心のある人なら誰もが気になるものの一つが「オール電化」なのではないでしょうか。特に、太陽光発電設備を設置することによって効率良くエネルギーを利用することができるのも魅力の一つです。ただ、オール電化にリフォームするには費用も気になるところ。今回は、オール電化へのリフォームにかかる費用の相場をチェックしていきましょう。

オール電化のメリットとデメリット

オール電化住宅は、ガスを使わず家庭で使用するすべての熱源を電気でまかなうことになります。そもそも、オール電化にリフォームするということには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。一番のメリットは、やはり光熱費を抑えられるということですね。オール電化の住宅では、夜間に電気使用料金が安いプランを利用することで、給湯と暖房にかかる費用を抑えることができます。夜間に沸かしたお湯を溜めておき日中使ったり、蓄熱を夜間に行うことで電気代が抑えられるというわけです。

また、基本使用料が電気のみになるという点でも節約になりますね。安全面でも、熱源が電気のみになるため、一酸化炭素中毒などの心配がありません。いっぽう、デメリットとしては夜間の電気代が安い分昼間は割り高、設置費用がかかること、停電の場合に不便という点があります。これらを踏まえてリフォームを考えましょう。

オール電化へのリフォーム費用の相場

では、オール電化にリフォームするとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。基本的には60~100万円ほどが相場と言われています。ただ、オール電化のリフォームと言ってもその内容は様々で、どの家庭も同じ内容になるわけではありません。ガスを使っているコンロと給湯器を電気で使えるように変えるというケースがほとんどですが、床暖房を設置したり太陽光のパネルを付けたりする人もいます。そのため、リフォームの内容によって費用相場にも開きが出てきます。

ガスコンロをIHクッキングヒーターに変える、ガス給湯器をエコキュートに変えるという基本的なリフォームの場合も、選ぶ製品によって費用はもちろん変わってきます。そこで、どのリフォームにどのくらいの費用がかかるのか、具体的にご説明していきます。

IHクッキングヒーターとエコキュートの相場

IHクッキングヒーターとエコキュートの相場

まず、オール電化リフォームの基本プランである、IHクッキングヒーターとエコキュートの設置にかかる費用相場を見ていきましょう。はじめにIHクッキングヒーターへのリフォームですが、本体代と工事費を合わせたものがリフォーム費用となります。IHクッキングヒーターにはビルトインタイプ・据え置きタイプの2種類ありますが、どちらを選んでも費用に大差はありません。ただ、15~35万円ほどと製品によっての差はあります。工事費は配線工事費・ガス閉栓工事費・ガスコンロ撤去処分費・諸経費込みで5~10万円です。つまり合計20~45万円が相場となります。

エコキュートも本体価格と工事費が必要で、本体の相場が45~80万円、工事費は設置費・電気工事費・廃材処分費込みで10~15万円です。合計55~95万円が相場となるため、IHクッキングヒーターとエコキュートだけで75~140万円と考えておくと安心でしょう。ただ、実際には100万円を超えるケースは少ないようです。

床暖房と太陽光発電設備の相場

ガスの暖房が使えなくなるということで、リフォームのタイミングで床暖房を導入する家庭もわりと多いです。エコキュートで沸かされた温水を使用した温水式床暖房は、設置費はかかりますがランニングコストが良いということで人気です。熱源機・温水マット・温水配管と工事費を合わせて50~80円が相場となります。

また、オール電化にする際には太陽光発電を導入することで、昼間の電気代を抑えることができます。オール電化の住宅では、夜間の電気代が安い分昼間は高くなってしまいますが、その昼間の電気代を太陽光発電でまかなうことができるので、経済的ですね。ただし本体価格130~230円、工事費が50~70万円で、リフォーム費の相場が180~300万円と高額なので、長い目で見て検討するといいでしょう。

費用を抑えるコツとは

オール電化のリフォーム費の相場を見ていると、工事費には大差ありませんが製品の本体価格にかなり開きがあります。つまりリフォーム費を抑えるためには、本体価格を下げる必要があるということです。実際リフォームをする場合、メーカー希望小売価格のまま適用されることはまずありません。

販売価格には割引がきくので、定価の50%以下でリフォームできることもよくあるのです。いいものを安く設置してもらうためにも、オール電化リフォームの実績が豊富なリフォーム会社から相見積もりを取ることをお勧めします。また、言われるがままオプションを付けるようなことのないよう、本当に必要なリフォームだけに絞って依頼することも大切です。

まとめ

オール電化リフォームにはそれなりの費用がかかるということをお伝えしましたが、何のためにオール電化にするのかということが一番大事です。費用を抑えるために必要な部分を削ってしまっては元も子もありません。ここでご紹介したポイントを参考に、納得できるリフォームを行えるよう検討してみて下さいね。

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