中古マンション購入前にチェックしよう!水回りリフォームの注意点

2019年4月11日
リノベーション市場 リフォームの基礎知識
中古マンション購入前にチェック!水回りリフォームの注意点

新築のマイホームに比べて、立地条件が良く広い物件を同じ予算で選べるということで、中古マンション購入という選択が注目を集めています。今回は、中古マンションにおける水回りのリフォームについて考えていきましょう。水回りを新しくすることで気持ちよく暮らすことができます。注意点などご説明していきますので、中古マンション購入前に押さえておきましょう。

中古マンション購入のメリット

冒頭でもお伝えしたとおり、中古マンションは新築と比べて安く購入できることが大きなメリットです。駅から近い・十分な広さがある・日当たりや眺望が良いなど、希望条件が増えれば増えるほど、価格は上がります。新築で希望条件を備えている物件は高すぎて手が届かない…というケースも多いですが、中古マンションなら同じくらいの予算でも選択肢が増えます。

リフォームを済ませた状態で分譲している物件もありますが、リフォーム未実施で安価で分譲している物件もあります。そのような中古マンションを購入し、住み始める前に必要な部分をリフォームするという人がとても多いのです。予算内で希望条件に合ったマンションを手に入れて、リフォームしてしまえば新築とそう変わらない快適な暮らしができるという考え方ですね。

水回りのリフォームはいつすべき?

リフォームする部分の中でも、特に水回りは必須とも言えます。前の住人が使った後の古さを感じる水回りがなんとなく嫌という人も多いでしょう。耐久年数が近づいている場合は、近い将来リフォームを必ず行わなければならなくなります。まずは、購入しようとしているマンションの水回りの状況をチェックしましょう。

トイレのみリフォーム済、他の水回りはリフォーム済だが洗面化粧台のみ古いなど、物件によって状態は異なります。内装など水回りの他にもリフォームしたい部分がある場合、同時に行うことで費用を抑え効率よくリフォームを済ませてしまうというのもおすすめです。すべての水回りをリフォームしたい場合は、4点パックなどのお得なプランもありますので、リフォーム会社に相談してみて下さい。

給排水管取り換えの有無をチェック

給排水管取り換えの有無をチェック

水回りリフォームを検討する際に押さえておきたいのが、給排水管についてです。マンションの場合、給排水管には共有部分と専有部分があります。古い中古マンションほど、給排水管も老朽化しているはずですので、特に専有部分の給排水管がいつ取り換えられたかチェックしておきましょう。もし購入前にリフォームが済んでいる場合、給排水管も同時に新しくなっているのか確認しておくといいですね。

マンションは積立金により定期的にメンテナンスが行われますので、高圧洗浄などで汚れが蓄積されないようには管理されているはずですが、老朽化していたら取り換えも必要になってきます。新しく自分でリフォームする場合は、事前に給排水管も取り換える必要があるのか管理組合に問い合わせておくと安心です。

リフォーム資金を含めて考える

中古マンションは新築と比べて手が届きやすく、ローンも組みやすいということでマイホームの選択肢として考える人が多いです。ただ、水回りも含め引越し前あるいは暮らし始めて早い段階でリフォームが必要となると、その資金も視野に物件選びをしていく必要があります。

あまりに安いマンションの場合、リフォームはまったくされておらず古く老朽化したまま受け渡されるケースも。安く手に入れたはずが、リフォーム資金がかさんで結局予算オーバーということにもなりかねません。中古マンションを購入する際には、ただ安い物件を選べばいいというのではなく、どの部分にリフォームが必要なのか、リフォームにいくらかかるのかということを踏まえて検討しましょう。

移動が伴うリフォームは要注意

古いマンションの場合、間取りも昔ながらのものも多いです。壁付のキッチンを対面式にリフォームするということは、中古マンションを購入した人の多くが実行しています。少しの移動の場合は入れ替えのみの場合に比べて工事がやや大掛かりになる・費用が高くなる程度で済みますが、間取りを大きく変更したい場合は注意が必要です。

というのも、マンションの水回りは配管が共有の部分が多いことや、壊せない壁や柱も多いことから、自由にリフォームするのが難しいのです。水回りを全く違う場所に移動させて暮らそうと考えて購入すると、結局叶わないということも。もし、水回りの位置を変えようと思うなら、購入する前に確認しておくと安心ですね。

水漏れやカビなどは購入前にチェック

水漏れやカビなどは購入前にチェック

また、中古マンションで思わぬ落とし穴なのが、水漏れです。もし売り出す前に判明していれば、修繕しておく必要がありますが、稀に気づかれないままになっているケースもあるのです。特に見えない部分の水漏れは、住み始めて数年経ってから大問題に発展するといったことも。

例えば、ヒノキ風呂がある中古マンションを気に入って購入したものの、そのお風呂の防水設備が不十分だったこと、換気システムが機能していなかったことが原因で、購入後数年で下の階に水漏れを起こし大規模リフォームに至ったケースもあります。水漏れや換気不足はカビの発生にもつながります。目視できる部分は内見で配管をチェックしたり、湿気がこもっている部分がないか確認したりするようにしたいですね。

水回り周辺の換気もチェック

水回りのリフォームの有無にかかわらず、換気のチェックは重要です。マンションのトイレには窓がないことがほとんどですが、その場合換気扇がきちんと機能しているのかなど、細かく見ておきましょう。先ほどご紹介したように、特にお風呂でうまく換気ができないとすぐにカビが発生してしまいます。換気システムのチェックと、湿気がこもりやすい構造になっていないかのチェック。この両面から見ていくことで、住み始めてから後悔するということを防げます。

戸建てに比べてどうしても窓が少なくなってしまいますが、そのぶん強力な換気扇がある・空気の通り道が確保しやすい構造のマンションなら、湿気がこもってカビが生えるということも避けられます。不十分な場合、リフォームで換気扇を設置することも視野に入れておきましょう。

上手にリフォームしながら長く住もう

中古マンションを購入し、はじめに水回りのリフォームを済ませてしまう・あるいは前の住人が済ませてくれていた場合も、10年単位を目安に定期的なリフォームは必要です。耐久年数を超えてもまだ使えると思って使い続けていると、見えないところで水漏れを起こしていた…なんていうことにもなりかねません。

マイホームは、購入時だけでなく住み始めてからも自分でタイミングを見てリフォームを行っていくことが大切です。故障する前にリフォームをすることで、大掛かりな工事になることもありません。せっかく購入した中古マンションで気持ちよくできるだけ長く暮らし続けるためにも、計画的にリフォームして下さいね。

まとめ

中古マンションを購入するときの、水回りのチェックポイントについてお伝えしました。ただキレイだからと安心していると、給排水管が実はボロボロだった・水漏れしやすくなっていたなどのトラブルが起こる可能性もあります。しっかりとチェックしてから購入することと、暮らし始めてからも定期的にリフォームを行うことで、いつまでも快適に暮らしていきましょう。

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