こまめな点検で快適な水回りに!長持ちさせるコツとリフォームのタイミング

2019年7月11日
リノベーション市場 リフォームの基礎知識
こまめな点検で快適な水回りに!長持ちさせるコツとリフォームのタイミング

大切なマイホームを長持ちさせるためには、家の劣化に早く気付いて対処することが大切です。特に水回りは、知らず知らずのうちに傷みや不具合が生じやすい場所。定期的に点検を行い劣化している部分や故障している部分がないかチェックすることで、常に正常な状態を保つことができます。水回りのリフォームをするタイミングの見極めポイントも含め、水回りの点検の仕方をご紹介していきます。

水回りの劣化が怖い理由

水回りとはお風呂・トイレ・キッチン・洗面化粧台を主に指します。すべて毎日使う場所ですので、不具合があれば気付ける可能性は高いです。ただ、水回りの劣化ははっきりとわかることばかりではないのが怖いところ。例えば、水栓から明らかに水が漏れている・カビが生えている・見える部分にひびがあるなどの状況なら、見てわかりますよね。ところが、基礎部分にひびが入っていたり、露出していない部分にカビが生えていたりすることもあるのです。

水回りは、見える部分だけではなく見えない部分も劣化が進んでいることがあり、見落とされてしまうことで腐食などが深刻化することも。水回りの部分だけでなく家の他の部分にまで腐食が広がったりすることもあり、場合によっては大規模な工事が必要になるケースがあるため、甘く見てはいけないのです。

自分でできる点検とは

手遅れにならないうちに対処できるようにするには、水回りの点検を行うことが大切です。でも、点検の仕方がよくわからない、何をチェックすればいいのかわからないという人も多いでしょう。水回りの点検は、自分でできるものと業者に依頼すべきものとがあります。自分でできる点検内容を押さえておきましょう。

まずは「排水の流れが悪くないか」チェックします。悪臭の原因ともなる排水口の詰まりは、放置していると劣化や水漏れの原因になるので要注意。排水口の洗浄もこまめに行うことで長持ちさせられます。「パッキンやバルブの緩み」も同時にチェックしましょう。また、「ひびやタイル剥がれ・欠損」などもチェックできます。激しい結露やカビも劣化のサインです。水漏れの心配がある場合は、家の中の蛇口をすべて閉めたうえで、水道メーターが動いていないか見ることで水漏れの有無がわかります。

業者に依頼すべき点検内容

業者に依頼すべき点検内容

水漏れしていることがわかっても場所を発見できない場合は業者に依頼し早めに見つけてもらいましょう。また、床下や天井裏など、自分でチェックすることが難しい部分こそカビの繁殖や結露により腐食が進んでいる可能性もあります。見えない部分の点検は定期的に業者に依頼すると安心です。

水回りの不具合の主な原因でもあるパッキンやバルブの劣化・緩みは自分で点検して修理することも可能ですが、難しい場合は業者に依頼することもできます。不慣れなまま自分で対応して失敗したという例もありますので、不安な人はプロに任せることをおすすめします。カビや悪臭が気になるけれど原因がわからないという場合も、気になる内容や場所を把握したうえで状況を業者に伝えましょう。

水回りを長持ちさせるコツ

水回りが劣化するのは仕方ないことではありますが、日ごろの使い方次第でより長持ちさせることもできます。逆に言えば、使い方次第で劣化を早めてしまうことも。水回りを長持ちさせるために最も重要なのは、こまめな掃除と換気です。清潔な状態をキープすることでカビの繁殖も防げますし、汚れが付着しにくくなります。

水回りは水を使う場所なだけにどうしても湿気がこもりやすくなりますが、常に湿度の高い状態にしてしまうとどうしても傷みが進んでしまいます。使わない時は換気を行い乾燥させておくようにしましょう。また、排水口は定期的な洗浄が必要。普段は市販の洗浄剤での除菌や洗浄を行い、年に一度は業者に依頼するなどして高圧洗浄を行うことをおすすめします。

耐用年数をチェック

水回りには耐用年数というものがあります。製品自体の寿命を意味するもので、水回りに関しては10~15年が目安となっています。材質などによってはこれよりも早まるものもあればさらに長持ちするものもあります。点検や対応を行っていても改善されない場合は、耐用年数をチェックしてみましょう。

どんなに大切に使用していても経年劣化は避けることができませんので、耐用年数が迫っている場合はリフォームを検討すべきタイミングと考えられます。修理を行うよりもリフォームしてまるごと新しくしてしまった方が、結果的に費用も手間も抑えることができます。

リフォームを検討するポイントとは

リフォームを検討するポイントとは

点検の結果、不具合の原因が経年劣化によるものと判断される場合、耐用年数を超えている場合は迷わずリフォームに踏み切りましょう。耐用年数までまだ期間がある場合は迷うところですが、リフォームして年数が浅い場合を除いては修理だけでなくリフォームを検討することをおすすめします。

例えば給湯器を交換する場合は、そのタイミングに合わせてお風呂もリフォームしてしまった方が工事費を抑えることができる可能性があります。お風呂の基礎部分の状態が見たくても、ユニットバスを撤去しなければ見ることができません。修理とリフォームと費用が変わらないなら新しくした方が快適ですよね。リフォームのタイミングに迷う場合は、業者に相談してみるといいでしょう。

水回りは同時リフォームがおすすめ

水回りの耐用年数はどの部分も大きくは変わりません。つまり、同時に設置された水回りならどこも同時期にリフォームのタイミングが訪れると考えられます。劣化の具合はそれぞれ違うかもしれませんが、水回りは基本的に同時リフォームがお得です。別々に行うよりも費用も抑えられますし手間も省くことができます。特にお風呂と洗面化粧台が隣接している場合は、床や壁の張替えを一度に済ませられるメリットもありますので併せてリフォームすることをおすすめします。

他の水回りも3点パック・4点パックなどのプランを利用することでお得にリフォームできます。点検した結果、簡単な修理では改善できないことがわかった場合はリフォームを。他の水回りも近いうちにリフォームする予定なら思い切って同時に済ませてしまうことも考えてみてはいかがでしょう。

リフォーム後も点検を

点検は不具合が起きてから行うという人が多いですが、理想的なのは問題なく使えているうちから定期的に点検することです。不具合の状況によっては、大規模な修繕が必要になるなど手遅れになってしまっている場合もあります。それは、気付くのが遅かったからということですので、こまめにチェックしておけば防げた事態です。

リフォームを行い新しい水回りに生まれ変わればそれで解決ではありますが、その後も継続して点検を行うことでより長く快適な状態で水回りを使い続けることができるのです。自分でできる点検とこまめな換気・掃除が水回りを長持ちさせるコツとお伝えしました。それに加え、年単位での業者によるチェックや高圧洗浄を継続することで、水回りを良好な状態に保ち大切な家を守ることができるでしょう。

まとめ

毎日使う水回りだからこそ、ちょっとおかしいなという違和感にも気付けるものです。いつもと違う気がしたら、それは水回りに不具合が起きているサインかもしれません。水回りの故障は緊急を要する事態になりますので、問題が起きる前に点検を行い早めに対応していくようにしましょう。

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