フローリングはなぜ人気?床をリフォームするメリットや費用、注意点とは

2019年10月11日
リノベーション市場 内装・床リフォーム情報
フローリングはなぜ人気?床をリフォームするメリットや費用、注意点とは

床をリフォームする際に、多くの人から選ばれているのがフローリングです。フローリングとは木質系の材料で作られた床材を指します。新築でフローリングのない住宅はかなり珍しいといわれるほど、最も普及している床材です。何気なく選ぶ方も多いかもしれませんが、今回はフローリングとはどのような床材なのか、メリットや費用の相場、注意点など詳しく解説します。

フローリングのメリット

フローリングが人気を集めている理由としては様々なことが挙げられますが、まず言えるのは衛生的で手入れが簡単なことでしょう。例えばカーペットや畳の床は、飲食物などをこぼしたときに奥まで浸み込んでしまいますが、フローリングは表面だけにとどまりますので拭き取るだけで済みます。また、カーペットや畳と比べてダニが発生しにくいというメリットもあります。

ダニや汚れを取り除くためには念入りに掃除をする必要がありますが、フローリングはつなぎ目に汚れが溜まらないことさえ気を付ければ、基本的には掃除機と拭き掃除で清潔に保つことができるのです。フローリングは木材で作られているため木の温かみを感じられますし、どんなインテリアにも合わせやすいという見た目のメリットもありますね。

フローリングへのリフォームが望ましいケース

特に、ダニやハウスダストなどによるアレルギーのある方は、部屋の床を畳やカーペットからフローリングにリフォームすることでアレルゲンを除去しやすくなり、症状が軽くなる可能性があります。また、小さなお子さんがいる家庭では食べこぼしやおもらしなどがあっても、フローリングなら後始末が簡単です。家族が集まるリビングやダイニングの床は汚れても気にならないフローリングにリフォームする方が多いのも納得ですね。

和室から洋室へのリフォームの際も、床材の変更で雰囲気をガラッと変えることができますので、畳からフローリングに張り替える工事が必須と言えるでしょう。フローリングには大きく分けて無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

無垢フローリングとは

無垢フローリングとは

無垢フローリングとは、木材をそのまま床材として加工されたフローリングのことで、単層フローリングと呼ばれることもあります。切り出された木をそのまま使用しているため、木の持つ本来のぬくもりや素材感を大切にしたい方がリフォームで選択することの多い床材です。

木そのものの肌触りと質感を楽しめることに加え、経年により風合いが変わってくるのも無垢フローリングの魅力です。ただ、価格が高めのため一般的な住宅ではあまり使用されていません。木にこだわりたい人向けの特別な床材といえるでしょう。

複合フローリングとは

一般的によく使われているのが複合フローリングです。こちらは複層フローリングとも呼ばれ、無垢フローリングが一種類の木材で作られるのに対し、下地材の表面に単板を張り合わせて作られるという特徴があります。下地材には合板や集成材、単板積層材などが使われ、その上に0.3㎜~1mm程度の薄さに削った天然木が張られています。

最近では天然木の代わりに化粧シートといって木材を印刷した樹脂などを張り付けられることもあるのですが、本物の木と見分けがつかないくらいのクオリティのものもあります。一般的に無垢フローリングよりも価格は安くメンテナンスも簡単ですが、表面のツヤが気になる・質感がひんやりと冷たいと感じる方もいるようです。

リフォームにかかる費用

フローリングにリフォームする際には、どのくらい費用がかかるのか見ていきましょう。床のリフォームは、どの床材を選ぶか、そして元々どのような床材だったかによってもかかる費用が変わってきます。基本的には無垢フローリングよりも複合フローリングを選んだ方が安く、広さや種類にもよりますが約2~10万円ほど差が出ます。

カーペットやクッションフロアからのリフォームなら床材が剥がしやすいため工事費が安く、6畳の場合約8~17万円ほどが相場です。逆に、畳からフローリングに変える場合は畳を外して下地の工事が必要な分費用がかかるため約15~25万円ほどになります。フローリングを剥がして張り替える場合は約14~20万円ほど、剥がさずに上から張る場合は約10~18万円ほどと、工事の仕方によっても差があります。

フローリングにもデメリットがある?

フローリングにもデメリットがある?

様々なメリットがあるフローリングですが、リフォームする際にはデメリットも知っておく必要があります。先ほどもご説明した通り、無垢フローリングは木材そのままで作られている床ですので、自然な風合いが楽しめる反面、場合によっては経年によって木が収縮し隙間ができることもあります。傷もつきやすいためメンテナンスが必要な床材なのです。

一方複合フローリングはメンテナンスがラクな反面、硬い・冷たいといったデメリットがあります。特に冬場はフローリングの上からカーペットを敷くなどの工夫が必要になるでしょう。また畳やカーペットの床と比べて滑りやすいため、小さなお子さんが転倒して頭を打つリスクがあります。そのため赤ちゃんや幼児のいるご家庭では、部分的にクッションフロアを敷くなどの対策をされていることが多いのです。

フローリングを長持ちさせる方法

デメリットもありますが、やはりフローリングは使いやすく快適性を保てる床材と言えるでしょう。そこで、せっかくリフォームしたフローリングを少しでも長持ちさせる方法も知っておきたいところです。フローリングは天然の木でできていますので、表面がどうしても傷つきやすいです。少しでも硬いものを落としたりひきずったりすれば、すぐに傷がついてしまうフローリングも少なくありません。

できるだけ傷のないきれいな状態に保つためには、リフォームの際に塗装をしておくことをおすすめします。無垢材は塗装をすると木の風合いがやや落ちてしまいますが、それでも塗装により長持ちさせられるメリットは大きいです。また、椅子やテーブルの脚にクッション材を付けるなどの工夫で傷をつけるリスクを減らすことができます。汚れたり濡れたりしたらすぐに拭く、汚れをつけたままにしないということも大切ですね。

特徴を踏まえて選ぶのがポイント

フローリングにはメリットだけでなくデメリットもあり、無垢を選ぶか複合を選ぶかによっても違った床になります。また、木の種類も非常に多いため色合いや素材感など見た目の印象もかなり変わってきます。そのため、リフォームでフローリングを選ぶ際には見た目の特徴はもちろん、それぞれの素材の持つメリット・デメリットなどを含め様々な特徴を知った上で決めることをおすすめします。

壁や家具との兼ね合いも考えながら、サンプルをしっかりと見て触れて選ぶようにしましょう。特に畳やカーペットからフローリングに変更すると、ガラッと雰囲気が変わりますし足から伝わる感触もまったく違ったものになります。どんな暮らしがしたいかイメージしながら、フローリングのメリットを生かせる空間を作っていきましょう。

まとめ

フローリングには2つのタイプがあり、使われる木材も様々です。リフォームの仕方によっても費用や工期、そして仕上がりも変わってきますので、フローリングにリフォームしたい場合は製品の選び方も工事の仕方もよく考えて決めたいですね。フローリングは快適な床材ですので、リフォームによってより居心地のいい家に生まれ変わらせましょう。

株式会社蔵前|横浜・川崎市のリフォーム実績1万件!業界最安値にも挑戦中!

横浜・川崎市密着のリノベーション市場では、マンションリフォームの補助金のご相談も承っております。是非、お気軽のご相談下さいませ。経験豊富なスタッフが丁寧にご対応致します。

リフォームのお問い合わせ


関連記事