外壁塗装に付加機能を!断熱塗料の特徴やメリットなどご紹介

2019年8月2日
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外壁塗装に付加機能を!断熱塗料の特徴やメリットなどご紹介

住宅に行う塗装は屋根塗装外壁塗装をはじめとして様々な箇所の塗装があります。特に外壁塗装など外で行う塗装に用いる塗料は様々な種類のものがあります。そしてそれらは外壁塗装を行うだけで様々な効果をプラスしてくれます。その一つとして断熱塗料が挙げられます。断熱塗料は文字通り熱に関する付加機能を与えてくれる塗料です。今回この断熱塗料について、外壁塗装に用いる断熱塗料の仕組みや断熱塗料の種類、遮熱との違いに触れながら外壁塗装におけるメリットやデメリットなどをまとめていきます。

外壁塗装に用いる断熱塗料って何?

外壁塗装に用いる断熱塗料とは文字通り外壁塗装を行うことで断熱の効果が期待できる塗料のことです。そんな断熱塗料とは一体どんなものなのでしょうか。

断熱塗料は外壁塗装に使う塗料に熱伝導率の低い樹脂を加えることによって熱が熱が伝わりにくくする機能が付きます。そのため外壁塗装にこの断熱塗料を用いると室内と屋外との間で起こる熱の移動が少なくなるのです。これにより冬は暖かく、夏は涼しいといった室内環境の改善が期待できます。このように断熱塗料は外壁塗装で用いることにより快適に過ごしやすくする機能を家に与えてくれるのです。塗装というとつい美観の回復や耐用年数、色合いということに目が行きがちですが、塗装によってこういった機能を家にもたらしてくれるという恩恵もあります。

断熱塗料の特徴を紹介!どのように外壁塗装で機能を与えるの?

外壁塗装に用いる断熱塗料の特徴についてお話していきます。断熱塗料とは、外壁塗装用の塗料に熱伝導率の低い樹脂を加えたものというのは先ほど触れましたが、具体的にどのように働くのかについてここではお話していきます。

いくつか外壁塗装用の断熱塗料の例を挙げていくと、熱伝導率の低い物質は各社によって異なります。まず、ある外壁塗装用の断熱塗料はナノセラミック粒子が赤外線を反射・放射することで温度の上昇を防ぎます。また、別の断熱塗料はセラミックの量を増やすことで温度の上昇を防ぐことの他に音も防ぎます。また熱を伝えにくい樹脂を増やして外壁の熱の移動を妨げるという仕組みのものもあります。基本的に樹脂やセラミックを含ませて家の内外の熱の移動を抑えるというのが外壁塗装に用いる断熱塗料の仕組みです。

外壁塗装のための断熱塗料はどんな種類があるの?

外壁塗装のための断熱塗料はどんな種類があるの?

外壁塗装のための断熱塗料はいくつか種類があります。断熱塗料は大きく分けて顔料系塗料と、セラミック配合遮断塗料の二つで、さらにセラミック配合遮断塗料はそこから二つ分けることができるのです。このことについてまとめていきます。

外壁塗装用の遮熱塗料のうち、顔料系の外壁塗装用塗料はある程度の効果が期待できるものの効果が薄く、断熱塗料として用いることはほとんどありません。現在断熱塗料の主流になっているのはセラミック配合遮断塗料で、これが主に外壁塗装で断熱塗料として用いられています。これは多孔質セラミック塗料と無孔質セラミック塗料に分類され、前者は孔の中に空気を含み太陽の光と熱を反射するのに優れています。後者は外壁塗装の表面にこもった熱を排熱する機能に優れたものです。このように外壁塗装を行う断熱塗料は主にセラミック系の二つがメインとして使われています。

外壁塗装の断熱塗料って遮熱と何が違うの?

外壁塗装の話を聞くと断熱塗料と遮熱塗料の二つの言葉が出てきます。似たような意味ですがこの二つは外壁塗装において異なった意味を持つ塗料なのです。

結論を最初にお話すると外壁塗装に用いる断熱塗料は夏冬に対応した万能型、遮熱塗料は夏の暑さに対応した夏特化型の外壁塗装用の塗料ということです。断熱塗料は基本的に太陽光などの熱を反射したりもしますが、そもそも熱を伝えにくくしています。そのため夏は外の暑さを伝えず、冬は外の寒さを伝えないという特徴があります。ただし、部屋の暑さを外に出しにくいので若干夏は弱いという特徴があります。一方外壁塗装のための遮熱塗料はとにかく外の暑さを反射ではじくというイメージです。そのため家の中の熱も断熱塗料よりも逃がしてくれますから涼しさに優れています。ただし断熱塗料に比べて家の暖かさもいくらか逃げてしまうので、冬になると断熱塗料が有効に働きます。

断熱塗料のメリットを知って外壁塗装で選択しよう!

断熱塗料は外壁塗料として付加機能がついています。そのため家屋にとっても家主にとってもメリットが存在します。そのメリットとは光熱費の節約、耐久性の長さ、そして遮音性です。外壁塗装に断熱塗料を用いると家の中は温度変化が少なくなります。つまり夏涼しく、冬暖かい室内になりやすいということです。そうすると冷房や暖房の頻度が減り、結果的に光熱費の節約が期待できます。外壁塗装に断熱塗料を用いると耐久性も長くなります。熱は外壁塗装の塗料にもダメージを与えます。そのため熱をはじいたり、防ぐことができない塗料はダメージを蓄積し劣化も早まります。

しかし、そういったことが比較的少ない断熱塗料はその分耐久性が長くなるのです。外壁塗装に断熱塗料を用いる3つ目のメリットは遮音性です。熱は空気によって伝わることも多いです。そのため外壁塗装に用いる断熱塗料は空気を伝えにくいものも多いです。そのため同じ空気で伝わる音も伝わりにくくなりますから遮音性も得られるのです。

断熱塗料にはデメリットがある?

断熱塗料にはデメリットがある?

断熱塗料は残念ながらデメリットも存在します。外壁塗装に断熱塗料を用いることによるデメリットはコスト、高い技術の要求、未知数の塗料であるという点です。

まずコストですが断熱塗料を外壁塗装に用いることで通常よりも上がる傾向があります。付加機能があればそれだけ付加価値もあり、通常の塗料よりも断熱塗料は一平米あたり数千円高くつく場合も珍しくありません。またやや特殊な外壁塗装となるため断熱塗料を塗るにも技術が必要です。そのため実績のない外壁塗装業者が行うと思いもよらない外壁塗装の失敗が起きます。最後は断熱塗料は未知の塗料であるという点です。JAXAのロケット技術を応用した塗料なので最新の技術が使われています。ただその分未知の部分も多いため、外壁の相性や今後の経年劣化の特徴などが分からない場合もあるのです。そのため今後の外壁塗装の長期的な計画が立てにくい場合もあります。

外壁塗装で断熱塗料を選択するうえでの注意点を紹介

外壁塗装で断熱塗料を選択するうえでの注意点も存在します。それは断熱塗料を外壁塗装で行っただけでは完全な断熱にはならないということとセールスで誇張表現を行う屋根塗装業者が多いという点です。

断熱塗料は確かに外壁塗装として利用すると断熱効果が期待できます。ただし、外壁塗装に用いる断熱塗料はどんなに重ね塗りを行っても厚さは数ミリ程度です。そのためどうしても熱が伝わってしまい完全な断熱効果を期待することができません。なので、限界があるということをあらかじめ知っておくという必要があります。

またこの断熱塗料はその付加機能からセールスが誇張しているケースがあります。冷暖房の大幅な節約になり、断熱塗料のコストが増えた部分はペイできると言ったものです。データなどを見せる場合もありますが、これは理想的な環境での数値であったり、住宅では利用しないような薄い外壁のプレパブ小屋で使うような材料に外壁塗装を行った数値であったりすることがあるため、とても良い数値になることもあります。このように効果は期待できるのですが、完全な断熱ができない点が注意点であるのとセールスの言葉をうのみにしないと言った点で注意が必要です。

断熱塗料は外壁塗装の成功への一選択肢!

断熱塗料は外壁塗装の一選択肢として最近注目されています。デメリットや注意点などもありますが、従来にはなかった外壁塗装による熱のコントロールができるという機能の付加は画期的だからです。

断熱塗料はコストが高いなどの不利な点もあります。しかし、断熱機能の付加やセラミックなど音を通しにくい原料を含んでいるため完全ではないですが、遮音効果と言う付加機能も断熱塗料によって得ることができます。外壁塗装に利用されて年数が少ないため未知の部分もありますが、言い方を変えれば外壁塗装としてよい意味での未知数の要素を持っているのが断熱塗料とも言えます。このように付加機能があって未知数の部分も存在する新型の塗料である断熱塗料は外壁塗装の一選択肢として検討しても良いかもしれません。

まとめ

断熱塗料は外壁塗装用塗料にセラミックや断熱性の高い樹脂などを加えた外壁塗装塗料です。この断熱塗料は室内を冬暖かく、夏涼しい環境に整えるのを助けるだけでなく、遮音性の獲得と言うメリットもあります。確かに外壁塗装に用いる塗料として断熱塗料はコストがやや高いという面もありますし、外壁の交換を含めた断熱工事などに比べて効果が薄いという面は否めません。しかし、それでも外壁塗装で断熱塗料を用いるだけで付加機能が獲得できるのは画期的ですし、今まで以上に快適な住環境が得られるという点で断熱塗料を外壁塗装に用いるという意義は十分にあると言えます。

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