経年劣化は早めの塗装でカバーできる!外壁リフォームの重要性とポイント

2019年9月17日
リノベーション市場 外壁リフォーム情報
経年劣化は早めの塗装でカバーできる!外壁リフォームの重要性とポイント

人が歳を重ねるのと同じように、家も歳を重ねれば変化していきます。毎日使っているものはやがて古ぼけていきますが家全体も経年劣化していることに気付かない人は少なくありません。特に家の中にいると見えない部分である屋根や外壁に関しては、意識的にタイミングを見てリフォームする必要があります。今回は外壁の経年劣化にスポットを当て、外壁塗装の重要性についてご説明します。

外壁の経年劣化は避けられない

外壁は、365日何年も何十年も、雨風や日光にさらされながら家を守っています。その積み重ねにより徐々に劣化していくことは避けられません。新築の頃はもちろん新品だった壁材も経年劣化により性質が落ちていきます。その経年劣化を少しでも遅らせるために行うのが外壁塗装リフォームなのです。

塗装は家の外観をよくするためのものでもありますが、最も重要なのは外壁を守ることです。塗装が十分に機能していれば、雨や紫外線が直接壁材に触れることはありません。ところが、塗料にも耐用年数があります。塗りたての頃は問題なかった機能も、やはり年数が経つにつれどんどん低下していきます。塗料の経年劣化を放置せずに、耐用年数を超える前に塗装することで外壁自体の経年劣化を遅らせることができるわけです。

環境によって劣化の進み具合は変わる

外壁に用いる塗料の耐用年数は10年弱のものから20年ほど持つものまで、使われている素材によって異なります。しかし、実際に外壁に塗装したときに塗料自体の耐用年数がそのまま有効になることはほとんどありません。というのも、先ほどもお伝えしたように外壁は年がら年中雨や日光にさらされています。

特に高台にある家や、遮るものがない場所に位置する家は日当たりや風通しがいいというメリットはある一方で、外壁にとっては過酷な環境でもあるのです。一般的に10年持つと言われている塗装でも、より紫外線が強い場所では7~8年しか持たないなんてことは当たり前。耐用年数に頼り切りになるのではなく、家の立地環境や外壁の状態を考慮して早めに手を打つことが大切なのです。

経年劣化でよく見られる症状を知っておこう

経年劣化でよく見られる症状を知っておこう

では、外壁が経年劣化するとどのような状態になるのでしょうか。まず起こるのが「チョーキング」です。外壁を指でこすってみるとわかるのですが、塗装の効果が機能している外壁では指には何もついてきません。ところが、経年劣化が進み塗装の機能が落ちてしまうとこすったときに指に色がついてきます。

この症状が見られた場合、塗装の効果がなくなっていることを意味していますので早めの対策が必要です。さらに劣化が進むと、塗装がめくれたり剥がれたりして外壁の肌がむき出しになってきます。そして、外壁自体にひびが入ったり浮き上がったりとさらに重症になっていくのです。

チョーキングだけなら塗装で解決できる

外壁の経年劣化を早い段階で食い止めるためにも、チョーキング症状が見られた時点でリフォームを行うことをおすすめします。チョーキング以外の症状がなければ塗装の劣化が進んでいるだけで外壁自体はまだ深刻なダメージを受けていないと考えられます。そのため、リフォームといっても塗装だけでカバーできることがほとんどです。

塗料の耐用年数がまだ先だったとしても、チョーキングが見られたらいずれ塗装が剥がれ外壁自体の劣化が進んでしまいます。そうならないためにも、耐用年数にこだわらず時々外壁を指でこすってみて、チョーキングがないかチェックするといいでしょう。

ひび割れや剥がれが起こると塗装ではカバーできなくなる

チョーキングに気付かず、あるいは気付いていてもそのまま放置していた場合、次に塗装が本格的に剥がれてきます。最初は部分的にめくれたりはげてきたりして、そこからどんどん広範囲に広がっていきます。日が当たりやすい部分は特に劣化が進みやすいので、まずはその部分の壁を重点的にチェックしましょう。

早め早めに塗装を行っていれば重大な問題が起こることはほとんどありませんが、塗装が剥がれたままにしておくと壁材がダイレクトにダメージを受けます。ひび割れを起こしたり水分を含んで浮き上がったりといった深刻な症状が出てくると、塗装では修繕できずカバー工法などを行うこととなり、費用もさらにかかってしまいます。

塗料の耐用年数よりも早めに経年劣化が起こることがほとんど

塗料の耐用年数よりも早めに経年劣化が起こることがほとんど

外壁のリフォームを行う際、どの塗料を選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。塗料の性能もどんどん進化していますし、耐久性の高さを謳うものだけでなく汚れがつきにくいものや遮熱効果のあるものなど、個性も様々です。耐久性が高いものほど価格も上がりますが、塗料のメーカーが提示している耐用年数まで実際にしっかりと機能できるケースは稀です。

耐用年数よりも前に経年劣化によりチョーキングなどの症状が出ていれば、その時点でリフォームの必要がありますので、塗料の耐用年数を鵜呑みにして決めてしまうのは危険です。次回のリフォームも前倒しで行う可能性を考えて塗料やプランを選ぶことをおすすめします。

外壁の状態を知っておくことが重要

同じマイホームでもマンション住まいの場合は外壁のリフォームを考える必要はありません。共用部分の管理は管理組合に任されているからです。ところが、一戸建て住宅の場合は管理組合などなく、すべて自分のものである代わりに管理もすべて自分で行わなければなりません。家に関する知識がなく管理の仕方もわからないまま住み続け、外壁の経年劣化を見過ごしてしまうというケースも多いのです。

大切な家を少しでも長く維持するためにも、外壁のメンテナンスは欠かせません。まずは、ご自身の家の外壁の状態を把握しておくことから始めましょう。経年劣化が進んでいることに気付いた時点で手を打てば、それ以上深刻な状態にはならないのです。

早めの塗装で結果的にコストを抑えられる

早めに塗装を行うと、そのぶん塗装の回数が増えて費用も膨らんでしまうような気もしますが、経年劣化を防ぐことはできませんし、経年劣化を遅らせる方法もタイミングよくメンテナンスをすること以外にありません。耐用年数ギリギリまで塗装をせずに過ごしたいと思う方も多いかもしれませんが、劣化を見過ごすことによって塗装だけでは修繕ができない状態になってしまう可能性もあります。そうなると、塗装を前倒しにするよりもはるかにコストがかかってしまうでしょう。

もちろん、チョーキングなどの症状すらなく全く問題のない状態なら様子を見てもいいですが、まずは外壁の状態を定期的にチェックしなければそのような判断もできません。自分でチェックするのが難しい場合は、住宅診断を行う業者もありますので依頼してチェックしてもらうこともできます。点検の結果経年劣化が進んでいることが分かった場合も、症状が軽度のうちにメンテナンスを行うことができれば安心ですね。

まとめ

外壁のリフォームは何から始めればいいのかわからないという方も、まずは外壁がどのような状態なのか知ろうとすることが大切です。チョーキングの症状は外壁を指でこすればチェックすることができますので、気付きやすいですね。家の中にいるとなかなか意識できませんが、時々外壁の状態を気にしてみるだけでも、経年劣化を見逃さずに済むはずです。症状が深刻にならないうちに早めに塗装して大切な家を守りましょう。

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