水回りから悪臭が!ニオイの原因と対策を押さえて快適に暮らそう

2019年4月18日
リノベーション市場 リフォームの基礎知識
水回りから悪臭が!ニオイの原因と対策を押さえて快適に暮らそう

家の中が臭い…。いくらキレイに片付いていても、悪臭が漂う家では快適に暮らすことは無理ですよね。お家のニオイのトラブルの元は、ほとんどが水回りと言われています。家がなんとなく臭うと感じたら、最初に水回りをチェックしましょう。水回りの各箇所によって悪臭の原因も異なります。今回は、水回りの悪臭の原因と対策について考えていきます。

家の中の悪臭は水回りから

水回りは、頻繁に使う場所であり、かつ汚れやすい場所でもあります。毎日こまめに掃除をしていれば、多少は悪臭を防ぐことはできますが、掃除だけでは防ぎきれない部分もあります。特に気温が高くなると雑菌も繁殖しやすく、そもそも水回りは湿度が高いため、カビやヌメリの温床になりやすいのです。排水口や排水管での汚れの付着や雑菌、カビ、ヌメリにより悪臭は簡単に発生してしまいます。

さらに、何らかの原因で下水のニオイが排水口に上がってきてしまうということもあり、非常にきつい悪臭の場合は下水が原因の可能性も考えられます。換気が行き届いていない室内や、閉め切って外出した後の室内では、これらの悪臭が部屋の中に漂い充満してしまうため注意が必要です。

水回りの悪臭のよくある原因

水回りから発生する悪臭には、様々な原因があります。先ほどもお伝えしたように排水口に溜まった汚れや雑菌、カビがよくある原因ですが、稀に下水からの臭いが入ってきてしまうこともあります。これは、排水管や排水トラップに溜まって臭いを防ぐ役割をする「封水」が枯渇するなどで機能しなくなってしまうのが原因です。つまり、水回りの悪臭の原因としては、排水トラップと排水管のどちらか、もしくはいずれにも汚れが溜まっている、または故障や老朽化しているということです。

多くの場合は排水口からの悪臭をつきとめ対策を実行すれば改善されますが、排水口以外にも悪臭の原因は考えられます。細かい原因に関しては、水回りの場所によって起こりうる問題が異なりますので、それぞれの場所別に原因を調べ対策を押さえておくことが大切です。そこで、次に水回りの場所別に詳しく悪臭の原因と対策を見ていきましょう。

トイレの悪臭の原因と対策

トイレの悪臭の原因と対策

トイレでは便器に水が溜まっており、これが先述の「封水」の役割をしています。この水が枯渇してしまうと、下水の臭いが上がってきて悪臭が充満してしまいます。長期間使わないということがなければ封水がなくなることは考えにくいですが、もし水が減っていると感じたら、足すようにするといいでしょう。

他には、換気不足や汚れの付着などによっても悪臭が発生しやすい場所ですので、掃除や除菌で衛生的に保つようにすることが大切です。最近のトイレは汚れがつきにくく落ちやすい構造や材質のものが多いですが、汚れが付着したままで放置したり閉め切った状態で気温が高くなったりすると、雑菌やカビも発生しやすくなりますので気を付けましょう。

お風呂の悪臭の原因と対策

お風呂の場合、排水口にシャンプーやボディーソープ、皮脂汚れや髪の毛が流されることで雑菌が繁殖しやすくなります。排水口に集まったゴミをこまめに捨てることや、定期的な掃除をおすすめします。排水管の定期的な高圧洗浄も効果的です。また、排水口以外にもお風呂全体に汚れやカビが付着したままになると悪臭の原因になりやすいです。浴槽だけでなく床や壁の擦り掃除を行いましょう。意外と風呂蓋にもカビが発生しますので注意が必要です。

お風呂での悪臭を防ぐには、換気を十分に行うことが大切です。特に気温の高い季節は湿気によって雑菌が繁殖しやすいため、入浴後はすぐにお風呂を洗って窓を開けたり換気扇を回したりして、風通しを良くしておきましょう。また、風呂釜や換気扇などに汚れやカビが付着している可能性もあります。見えにくいところも定期的に掃除・洗浄することが悪臭を予防します。

キッチンの悪臭の原因と対策

調理や洗い物によって汚れが付着しやすいキッチンの排水口。特に食べかすや油汚れが溜まると、詰まりやすくなり悪臭の原因になりやすいです。排水口に食べかすが残ったままになると、腐敗することにより悪臭が発生しますし、雑菌も繁殖します。これを防ぐためには、排水口ネットをこまめに取り替えることや、定期的な排水トラップの清掃が重要です。三角コーナーにゴミを入れっぱなしにしないことも大切ですね。

また、キッチンの排水管には特に汚れが溜まりやすいので、高圧洗浄などで汚れを一気に落とす方法が効果的です。キッチンに限らず排水トラップには悪臭を抑えるためにやはり「封水」が溜まっています。ただ、掃除を怠るとこの水がドロドロに濁ってしまうこともあります。掃除や除菌をしながら、濁りのない水が溜まっていることを時々確認することも大切です。

洗面化粧台の悪臭の原因と対策

洗面化粧台の悪臭の原因と対策

洗面化粧台から悪臭がする場合は、目に見えるほど洗面化粧台が汚れていない限り、ほぼ排水口や排水管に原因があると考えられます。髪の毛や石鹸カス汚れも溜まりやすいですし、歯磨きでうがいした水を流すことでも汚れや雑菌が発生します。やはり排水口の掃除と、排水管の高圧洗浄で汚れを付着したままにしないことが大切です。

また、洗面化粧台の隣に洗濯機が置かれているお宅が多いですが、この洗濯機が悪臭の原因となっていることも考えられます。洗濯機自体の洗濯槽内のカビや汚れが原因の場合、または排水トラップの不具合が原因の場合があります。洗濯機自体に原因がある場合は、掃除・洗浄で悪臭は改善されます。排水トラップに水が溜まっていないと下水のような臭いがしますので、水が溜まっているか確認しましょう。

老朽化の場合リフォームで解決

水回りの悪臭の原因を突き止めたら、それぞれの原因に合った対策を実行することで解決するケースがほとんどです。ところが、排水トラップの故障や排水管の老朽化、また水回りの製品自体の劣化により付着したカビや汚れが完全に除去できないといったこともあります。

自分でできる対策を試しても改善されないときは、水回りのリフォームのタイミングで新しいものと交換するのが一番手っ取り早い方法です。また、根本的に解決するにはそれしかないケースもあります。換気がしづらいなど構造上の問題が関係している場合は、窓の増設や換気システムの導入といった対策を合わせて考えましょう。

悪臭の原因を把握して早めの対策を

なんとなく水回りが臭うけど、換気していれば気にならないし「まあいいか」とやり過ごしてしまう人もいるかもしれません。また、中には悪臭にだんだん慣れていってしまう人もいます。ですが、悪臭には必ず原因があり、家にとってこれを放置することはさらなるトラブルを招く原因になります。手遅れにならないうちに早めに原因を突き止め対策を練ることを強くおすすめします。

市販の洗浄剤や除菌剤を使用したり、業者に高圧洗浄を依頼したりすることで解決しない場合は、リフォームも視野に入れておくといいでしょう。水回りの悪臭は、家がSOSを出しているのだと捉えて、速やかに行動することがトラブルを広げないためのポイントなのです。

まとめ

水回りの悪臭に関して、排水口や排水管が原因の場合もあれば、製品自体の老朽化で汚れやカビを防げなくなっている場合も考えられるとお伝えしました。いずれにしても、まずはどこから悪臭が発生しているか把握することが大切です。正しく原因を知って早めの対策をとることで、大切なお家を守り快適に暮らしましょう。

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