壁紙(クロス)の張替えで新築みたいな部屋に!相場と注意点をご紹介

2019年8月30日
リノベーション市場 内装・床リフォーム情報
壁紙(クロス)の張替えで新築みたいな部屋に!相場と注意点をご紹介

マイホームの場合、自分でリフォームを行わない限り暮らし続けるうちに家の中の様々な場所が劣化していきます。壁紙(クロス)もその一つ。壁紙は部屋の中でも大きな面積を占めるうえ、目につきやすい部分でもありますので、きれいな状態を保ちたいですよね。今回は、壁紙の張り替えリフォームを行う場合の費用の相場や、事前に押さえておくべき注意点についてご説明していきます。

壁紙(クロス)はどのくらいで張り替えるもの?

そもそも、壁紙(クロス)は永久に使えるものではなく定期的に張り替えが必要ということ自体を知らないという方もいます。一般的には、壁紙の耐用年数は5~10年といわれることが多く、10年も経てば色あせや剥がれなどが気になりだすようです。ただし、日当たりや換気など部屋の環境や使い方によっては耐用年数よりも早く傷んでしまったり、逆に耐用年数を過ぎてもきれいな状態のままだったりすることもあります。

そのため、耐用年数は目安として自分が壁紙の汚れや傷みを気になりだしたタイミングで張替えるという人がほとんどのようです。ちなみに耐用年数を大幅に過ぎて放置していると、壁紙の下の接着剤が劣化し張り替えの際にきれいに剥がれず下地を傷つけてしまう可能性があるということは知っておきたい注意点です。

場所によって選び方は変わる

壁紙の選び方としては、素材の材質と色やデザインの両方をチェックしながら各部屋のイメージに合ったものを選んでいくという方法がほとんどではないでしょうか。白い壁にこだわり、すべての部屋、廊下などを含め家の中の壁を白いクロスで統一するというケースも少なくありません。基本的にはシンプルなデザインで落ち着いた色を選ぶと飽きずに長く使えます。

また、壁から天井にかけては明るい色の方が空間が広く見えますので、落ち着いた色といってもダークな色ではなく白やアイボリー、ベージュなどが人気です。さらにトイレには消臭機能の付いたものもよく選ばれます。キッチンの壁は汚れることを前提にタイル敷きにするなど、それぞれの場所の用途に合わせて選んだり、個室の場合は使用する人の好みで選んだりすると失敗しないでしょう。

よく選ばれるおすすめの壁紙(クロス)とは

よく選ばれるおすすめの壁紙(クロス)とは

壁紙を張り替えるときは、それまで使われていた素材を参考に選ぶことが多いのではないでしょうか。壁紙には様々な種類があります。壁紙に使われる素材としては、ビニールクロス・織物(布)・珪藻土(自然素材)・和紙(紙)・不燃壁紙・無機質壁紙などが一般的によく使われています。

中でもビニールクロスは安価で機能性が高いことから人気を集めています。防カビ機能の他にも、消臭・ルームエアー機能や汚れ防止・抗菌機能、耐久性アップ機能、抗アレルゲン・抗ウィルス機能、マイナスイオン機能など様々な機能が加えられたビニールクロスが各メーカーから販売されています。ただし機能性が高いほど価格も上がるという注意点がありますので、予算と相談しながら選ぶ必要がありますね。

張り替えの相場ってどのくらい?

壁紙の張り替えではどのくらい費用がかかるのか相場が気になるものです。基本的には、1㎡あたり1,000~1,500円が相場となっていますが、選ぶ壁紙によっても変わりますし下地の状態が悪いと追加費用が発生するケースもあるため注意が必要です。リフォーム業者によっては安価な量産品を仕入れるなどの方法で1㎡あたり750~800円という激安価格で張り替えが可能ということもあります。この相場に加え、実際には500~2,000円ほどの廃材処分費や諸経費がかかることになります。

同じ条件で複数のリフォーム業者から相見積りを取ることで、安く張り替えてくれる業者を選ぶこともできます。その際、注意点としては表記をチェックするようにしましょう。業者の中には㎡ではなくmで計算していることがあるからです。壁紙は幅90㎝単位のものが多いため、mあたり○○円という表記の場合1m×90㎝という計算となり、1㎡よりも面積が狭くなってしまうのです。

他のリフォームと同時に行うべき理由

壁紙の耐用年数は5~10年とお伝えしました。つまり、張り替えたらむこう5~10年はそのまま使うことになるということです。ところが、壁紙を張り替えたらドアや窓枠の汚れや劣化が目立ってしまうようになったというケースが少なくないのです。張り替えたばかりの壁紙を傷つけないようにしながらリフォームするのは手間も費用もかさんでしまいます。また、壁紙の張り替え後にエアコンなどの取り付け家電を入れ替える場合、サイズが合わず壁紙の追加が必要となったというケースもあります。

ある部分を新しくすると他の部分のくすみや劣化が気になるという落とし穴は、事前にはなかなか気付くことができません。壁紙を張り替える場合は同時にリフォームしたり買い換えたりすべき部分を事前にチェックしておくと、このような失敗を避けることができます。

床と壁紙(クロス)はセットで考えよう

床と壁紙(クロス)はセットで考えよう

壁紙は天井とセットで考え、天井部分の張り替えも同時に行うというケースがほとんどです。使用するクロス素材も統一することで一体感が生まれ、より部屋を明るく広く見せることができるという効果もあります。ここで、床についてもセットで考えることをおすすめします。

床材は壁紙とはまったく別物ですが、色の兼ね合いを考慮しながら同時に選ぶことでイメージ通りの空間に仕上げることができる・実際の張替えの際には荷物移動などの手間が一度で済む・同時リフォームで出費を抑えることができるなど様々なメリットがあります。また、トイレや洗面化粧台など水回りのリフォームでも床と壁紙の張り替えを同時に行うことで、空間全体をリニューアルさせることが可能です。

色の選び方によって部屋の雰囲気が変わる

全体的に壁紙は落ち着いた色が人気を集めており、おすすめでもあることをお伝えしましたが、部屋の雰囲気を変えたいという場合は理想の部屋のイメージに合わせて少し違う色を選ぶのもいいでしょう。床よりも濃い色を選ばないようにするという注意点は抑えつつ、その部屋に合う色を探してみてください。

リビングや廊下などはホワイト・アイボリーなどシンプルで明るい色が選ばれることが多いですが、子ども部屋には柄の入ったクロスを使用するなど部屋によって変えるのも悪くありません。ただし、あまりに奇抜だったり幼過ぎるデザインのものは成長していくにつれ違和感を感じる場合もありますので気を付けましょう。基本はシンプルにまとめ、一面や柱部分などにアクセントクロスを選ぶという方法もあります。

壁紙(クロス)はサンプルをチェックすべき

機能性やデザイン、色などを考えながら予算の範囲内の壁紙候補が決まってきたら、最終決定の前に実際にその素材に触れて追うことも大切です。壁紙の素材は質感や光沢の有無など、写真や画像からはわかりにくいため実物のサンプルを必ずチェックするようにしましょう。

小さなサンプルでは実際に張り替えたときのイメージがわかないという場合は、大きめのサンプルを取り寄せることも可能です。実際に見て触れて納得してから張り替えれば、イメージと違った…という失敗も起こらないはずです。複数の壁紙で迷っている場合は特に、サンプルを実際に張り替える場所に当ててみて既存の壁紙との違いなどを見ながら選ぶことができます。

まとめ

壁紙もいつかは寿命をむかえ張り替えるべき時が来ます。張り替えた壁紙を少しでも長持ちさせるよう工夫することも大切です。直射日光にさらし続けると劣化を早めるため日当たりの良すぎる部屋では遮光するようにしたり、湿気を防ぐために換気を良くしたりするのは基本です。壁紙張替えの相場や注意点を踏まえておき、タイミングを見てリフォームしましょう。

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