屋根のメンテナンスはどうやってするの?方法やタイミングを解説

2019年9月17日
リノベーション市場 屋根リフォーム情報
屋根のメンテナンスはどうやってするの?方法やタイミングを解説

一戸建て住宅は、マンションのように管理組合がメンテナンスを行ってくれるわけではありません。大切な家を長持ちさせるためには自分で適切なメンテナンスを行う必要があります。特に、目が行き届きにくい屋根に関してはどのタイミングでどのようなメンテナンスを行えばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は屋根のメンテナンスについて解説します。

屋根のメンテナンスは業者に依頼を

普段生活している中でも屋根がどうなっているか自分の目で確かめることはなかなかできませんよね。無理やり屋根に上ろうとするのも危険ですし、素人が屋根の状態を正しく判断することは難しいです。そこで、屋根のメンテナンスは業者に任せるのが安心です。外壁と比べて見えにくい場所であるからこそ、意識的にメンテナンスを行うことをおすすめします。

8~10年に一度を目安にまずは屋根の状態がどうなっているか点検を依頼し、その状態に合ったメンテナンスを行うといいでしょう。屋根は表面だけではなく内側に敷かれている防水シートや板金部分も劣化していきますので、自己判断ではなくプロの目で診断してもらうことが大切なのです。

まずは屋根の状態をチェックして現状把握を

屋根に使われている材質は家によって違います。材質によって劣化の進み具合が変わるのはもちろんのことですが、同じ素材を使った屋根でも日当たりなどの環境によって状態が変わります。そのため、ネットなどの情報を鵜呑みにするのではなくご自身の家の屋根が実際どうなのかチェックすることが大切なのです。

当然ながら、点検を行わない限り屋根が劣化していても気付くことができません。早めに対処すべき部分を発見できたら、簡単な修理で長持ちさせられる可能性もあるのです。まずは、屋根の状態がどうなっているのか知ることから始めましょう。

屋根のメンテナンスが必要な理由とは

屋根のメンテナンスが必要な理由とは

もし、点検を行わずに劣化を見逃していたらどうなるのでしょうか。多くの場合は、まず屋根の表面に塗られた塗装が剥がれてきます。塗装によって守られていた屋根材がむき出しになると、紫外線や雨風をダイレクトに受け徐々に傷んでいきます。屋根は大きな災害などがない限りいきなり壊れるということはなく、徐々に劣化していきます。そのため気付かないうちにどんどん傷み雨漏りなどを起こしてしまいます。

そこまでの状況になってしまうと、修復も大掛かりになってきます。見えにくい・気付かない部分であるからこそ、タイミングよくメンテナンスすることが大切です。手遅れにならないうちに劣化をカバーすることで、結果的に屋根を長持ちさせることができるのです。

どの方法が最適?メンテナンスのやり方は屋根の劣化具合によって決まる

塗料の耐用年数は10年前後のものが多く、塗装した屋根の状態や環境にもよりますが、8~10年に一度の点検では何かしらのメンテナンスが必要な状況になっていると考えられます。その際に、どのような方法でメンテナンスを行うかという点も重要です。なぜなら、不適切な方法で行ってしまうと、次の点検までの間に早い段階で劣化が進む可能性があるにもかかわらず、メンテナンスしたから大丈夫と思い込んでしまうからです。

基本的に、屋根のメンテナンスとしては塗装・カバー工法・葺き替えの3つのうちいずれかを行うことになります。屋根の劣化具合をしっかりと把握したうえで適切な方法でメンテナンスしましょう。屋根の現状をチェックし説明したうえで適した方法を提案してくれる業者なら安心です。

軽度の劣化なら塗装によるメンテナンスで対応

塗装が剥がれていても屋根材自体に深刻な問題がなければ、屋根塗装によるメンテナンスでしばらく長持ちさせることができるでしょう。しかし、屋根材が割れていたり浮いていたりする場合は、いくら塗装でカバーしようとしても劣化部分からすぐに剥がれてきてしまいます。コケや藻などが生えているといった症状の場合も、高圧洗浄により除去したのち、塗装すれば済むことがほとんどです。色あせも立派な劣化ですので剥がれる前に塗装でメンテナンスしておきましょう。

塗料の種類も進化しており、遮熱効果のあるものや汚れがつきにくいもの、耐久性の高いものなど様々な特性を持つものを選べるようになりました。予算と相談しながらより快適な暮らしに役立つものを使うというのもいいかもしれません。

下地が無事ならカバー工法という手も

下地が無事ならカバー工法という手も

屋根材が劣化してしまい塗装では不十分という場合は、屋根の葺き替えをしなければいけないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、その前に下地の寿命をチェックしましょう。一般的に下地である防水シート(ルーフィング)の寿命は20年程度、長いものでも30年といわれています。屋根は傷んでいるけれど下地はまだまだ使えるという場合はカバー工法によるメンテナンスもできます。

カバー工法とは、もともと使っている屋根材を剥がさずにその上から新しい屋根を被せるという方法で、外壁などにもよく行われています。葺き替えと比べてコストを抑えられるメリットがありますが、どの屋根にもできるというわけではないため注意が必要です。カバー工法が可能かどうか業者に確認してみるといいでしょう。

葺き替えで下地からすべてリニューアル

下地もすべて劣化している場合は、葺き替えするほかありません。ちなみに、日本瓦はノーメンテナンスと言われていますが、下地の寿命があるため厳密にいうと20~30年に一度はやはりメンテナンスが必要となります。下地を取り換えるためには屋根を剥がす必要があります。下地が劣化しているのに塗装やカバー工法でメンテナンスしてしまうと、せっかくキレイになった屋根を剥がさなければ下地を取り換えることができなくなってしまいます。屋根のメンテナンスを実施するタイミングで、下地の寿命も必ずチェックすることが大切なのです。

葺き替えは、3つのメンテナンスの中でも最も大掛かりな工事となります。葺き替えのタイミングですべてリニューアルすることで、向こう20~30年は屋根を長持ちさせられるよう、材質などの選び方も検討しましょう。

屋根を長持ちさせるためのベストなタイミングとは

屋根の劣化にはなかなか気付くことができません。重大な劣化を引き起こす前に適切なメンテナンスを行うためには、8~10年に一度の点検をしっかりと行うことが重要です。見えにくい部分のためつい放置したり忘れがちになったりしてしまいますが、塗装のみで寿命を持たせられるタイミングでメンテナンスすることが、結果的にコストを抑えることができるのです。外壁塗装を行うタイミングに合わせて屋根のメンテナンスも行うというのもおすすめです。

どの部分にもいえることですが、耐用年数を超えての使用で家を傷めてしまう前に、早めに適切なメンテナンスを行うことが、最低限の方法で長く屋根を守れることにつながります。目立った劣化がなくても、前のメンテナンスからそろそろ10年経つかな…と思った時がタイミングなのです。

まとめ

屋根のメンテナンスも他の部分と同様に定期的なメンテナンスが必要です。適切なタイミングが分かりづらいためそのままにしてしまう人も多いですが、家を長持ちさせるためには点検とメンテナンスが欠かせません。しばらく屋根の状態を把握していないと感じた方は、一度業者に点検を依頼することをおすすめします。

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