知っていますか?健康住宅について

2024年2月1日

こんにちは、クラサキのリフォーム市場です!

皆様健康住宅という言葉をご存じですか?

健康住宅とは、文字通り健康的に暮らせる住宅のことです。

以前、新建材に含まれるホルムアルデヒドなどの有機溶剤などの化学物質に反応し、体調を崩すシックハウス症候群が問題になりました。また、結露が生じてカビが発生すると、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの病気になる可能性もあります。

木材などの自然素材を積極的に使用するほか、断熱性にも気をつけてリフォームするようにすると良いでしょう。

今回はそんな健康住宅づくりのポイントをご紹介します☆

 

◎有害物質を含まない建材を使う

住まいの室内の空気に最も関係してくるのが、化学物質です。一時叫ばれていたのが、シックハウス症候群による体の不調。接着剤や塗料などに含まれる有害な化学物質が原因といわれています。目が痛い、チカチカする、鼻水が出る、咳やくしゃみが出る、頭がボッーとするなど、その症状はさまざま。最近は、建具や建材のメーカーの対策が進み、かなり良くなってきましたが、採用する場合は、等級などを確認することをおすすめします。

◎意外と危険なのが結露

結露は人間の健康にとって大敵なのをご存じですか?

冬の寒い日、暖房を入れると窓ガラスが曇っていて水滴がついていた。そんな経験がある人は多いはず。これは、室内の暖かい空気と外の冷たい空気が窓ガラスを隔ててぶつかっているために、室内の空気が冷やされて空気中に含まれていた水分が水滴となってあらわれたものです。暖かい部屋に冷たい水が入ったコップを置くと、コップの外側に水滴がつくのも同じ原理。コップのまわりの空気が冷やされて水滴になるのです。

木材、繊維、ホコリなどに結露の水分が加わるとカビが生えることに。そして、カビが大好物なダニが発生。ダニやダニの死骸、糞などは、アレルギーや喘息、皮膚炎などの原因になるので注意が必要です。

窓ガラスにつく結露は目に見えるものですが、目に触れない結露もあります。壁内結露といわれるもので、内壁と外壁の間や天井裏、床下などで発生。結露による水分で木材腐朽菌が繁殖し、木でできた家の構造材などが腐ってくるのです。目に見えない場所で起こっていることだけに発見が遅れやすく、目に見える結露よりたちが悪いといえるかもしれません。

結露を防ぐには、家の断熱性を上げることが重要。窓の場合はガラスを二重ガラスにするか、内窓をつけましょう。壁内結露をなくすには、リフォームで外断熱を採用するのも1つの方法。家を断熱材ですっぽりと包んでしまう外断熱は、室内外の温度差が少なくなるので、壁内結露が起こりにくくなります。家の断熱性を上げることは、ヒートショックの防止にも役立ちます。

 

◎自然素材を使った家づくり

健康的な住まいを造るアイデアとして挙げられるのが、木材をふんだんに使用すること。それも壁紙などで隠すのではなく、表面に見える状態で使うことが重要です。いちばんのメリットは、木材が持つ調湿性。室内の空気に湿気が多いときには余分な湿気を吸収し、乾燥しているときには放出して湿度を一定に保ってくれます。また、健康のために森林浴を行う人もいますが、木にはフィトンチッドという殺菌力のある精油成分が含まれており、ダニやカビにも効果があります。また、体育館の床は木でできているのは、転んでもあまり痛くないから。木は硬すぎずやわらかすぎず、適度なクッション性で衝撃から守ってくれます。だから木の床は歩きやすいのです。

漆喰や珪藻土も、木材と同様に吸放湿性を持っており、どちらも健康建材として使われています。漆喰は、消石灰に海藻でできたのりや麻の繊維などを細かく切ったスサを混ぜて作ります。吸放湿性があるばかりでなく、空気中の有毒ガスも吸収・分解するといわれています。海や湖沼などに生息する微小な藻類、珪藻の殻が化石化したものが珪藻土。吸放湿性だけではなく、消臭効果もあります。